遍路2 1日目(累計6日目)~6日目(累計11日目)
歩行時間 44時間 (累計 70時間 )
歩行距離 175.8キロ(累計 279.2キロ)
遍路2の初日。遍路1は立江寺で終わったので今回は立江寺からスタート。大阪~徳島まで高速バス。徳島~立江までJR牟岐線。立江寺でお参りして出発。予定していた宿泊所がすでに廃業していたり、シーズンオフで改修工事に入っていたりで困っていたが、元小学校を改修して作った宿泊所を紹介された。ここが、本当にいい所で人づてに聞いてわざわざここを目指してくる人も多いらしい。トイレも風呂も広くて綺麗。料理も美味しい。最高!!!
歩行距離ー10,2キロ 行動時間ー3時間10分
ふれあいの里さかもとから車で鶴林寺のある山の登山口まで送ってもらった。(さかもとは遍路道から反対に逸れているので)山頂まで4キロ余りの急勾配の参道が続き、焼山寺に次いで2番目の難所。続く太龍寺も阿波の三難所。今では空中遍路と言ってロープウェイで10分で登れるが私達はあくまで歩きに拘った。更に平等寺に向けて下山。
歩行距離ー21,1キロ。 行動時間ー8時間20分
発心の道場も終わり、厄落としの寺として知られる薬王寺へ。境内には男厄坂42段、女厄坂33段、階段を上るごとに賽銭を置いていくらしい。山の中腹、瑜祇塔までは61段還暦の厄坂。ここから、宿泊地の牟岐へ。
歩行時間ー37キロ。 行動時間ー9時間30分。
雨が降ったり、やんだりの中。強い向かい風を受けながら、ひたすら次の宿泊地に向けて歩いた。
歩行距離ー47キロ。 行動時間ー12時間。
昨日に続き、朝4時起き。大師が悟りを開き、名を教海から空海と改名した地と言われる御厨人窟をへて、最御崎寺へ。ここには、窪みに置かれた小石で叩くと金属音が聴こえる空海七不思議の一つがある。続いて海上からの目当山になっている津照寺、更に大師が3合3勺の米を炊くと万倍に増えたという一粒万倍の釜がある金剛頂寺へ。
歩行距離ー31,9キロ。行動時間ー10時間50分
昨日は遍路宿。蔵空間茶館泊。ここは、古民家を改修した宿で趣が有って良かった。小さい頃に我が家でもあった蚊帳ー本当に懐かしかった。久々に美味しいコーヒーが飲めたのも嬉しかった。難を言えば、エネルギー代謝の大きい私達には料理が上品すぎたかな?
いよいよ、今回の遍路の最後の寺、神峯寺へ。ここは、450mの神峯山の頂上近くに立ち、土佐の難所とも言われ山頂付近の急坂は暑い夏には堪えた。しかし、手入れの行き届いた日本庭園は見事で疲れた私達を癒してくれた。
歩行距離ー26,2キロ 行動時間ー8時間15分
神峯寺から次の大日寺まで約42キロ。フルマラソンの距離なので金剛杖とリュックがなければ、走れる距離なんだが。(金剛杖の事、そんな風に言ったら罰が当たるかな?御免なさい。)と思いながら、出来るだけ大日寺の最寄の駅である御免駅に近づきたかったが、台風11号の影響を考え、浜吉屋から一番近い駅、唐浜駅まで歩いた。
歩行距離ー1キロ。 行動時間ー15分
2回目の歩き遍路は7月10日から7月16日の予定です。台風11号の影響をきにしながらのスタートです。第1回目の焼山寺に続き今回もふれあいの里から鶴林寺、太龍寺と山道を歩く厳しいコース、また、山を下りてからもお寺とお寺が離れていて荒れた海を見ながら、強風に向かいながらの厳しい修行の道でした。・・・「南無大師遍照金剛。南無大師遍照金剛」
今回のうれしい出来事・・・道端で井戸端会議中の2~3人・・私たち二人を見るなり急いで家に戻り、飴袋を持って出てきました。私達に「お接待です。気を付けて。」と言ってくださいました。厳しい修行の中、心が癒される思いでした。後になって、お接待を受けた時には納札のお札を渡す作法があるということを知りました。何も知らないで失礼をしてしまいました。今回の失敗を次回からのお遍路に生かしたいと思います。